対談

2008年5月18日 (日)

対談 #1 KOJI(魔法使い)×日爪伸樹(スタイリスト、帽子クリエーター)

Cafe1photo_2

#1 : 日爪伸樹さん(スタイリスト、帽子クリエーター)との対談(2008.04.11)


KOJI:こんにちは。今日は10年カレンダーを作るに至った経緯、そしてこのカレンダーの可能性について色々と振り返りながら話を進めていきたいと思います。よろしくお願いします。

ノブキ:よろしくお願いします。

KOJI:それじゃあ、まずは本題に入る前にノブキさんの現在の仕事についてお聞きしましょう。日頃どのようなお仕事をされているのか簡単にお話しいただけますか?

ノブキ:僕は今 ”styliste”として活動しておりテレビ番組でのスタイリングや舞台の衣裳や帽子のデザインやアーティストの衣裳や帽子デザイン、製作を手掛けております。最近では、特に帽子作りに力を注いでおり、ファッションブランとのの帽子にも取り組んでおります。

KOJI:それはどういう事ですか?スタイリストなのにデザインをするんですか?しかも帽子の?!

ノブキ:そうなんです。僕の肩書きの“styliste”とは、フランス語でファッションデザイナーという意味です。いわゆる日本でのスタイリストとは仕事の線引きが違い、スタイリストとファッションデザイナーの両方の仕事を兼ねたもののことをいいます。ですので、服や小物をデザインしそれを形にし、更にそれをスタイリングする事によってトータルで自身のイメージを構築していく事ができるのです。それが僕の仕事です。

KOJI:なるほど。スタイリストという仕事とは別にデザイナーとして、更には帽子クリエーターという職人の世界にまで掘り下げ、活動し新たなクリエイターのあり方を追求なさっているのですね。素晴らしい!!よくわかりました。さて、ノブキさんの現在の活動がわかったところで、本題に入りましょう。僕らが出会ったのは。。。

ノブキ:あれは確か共通の知人のアーティストの方のレセプションパーティでしたね。

KOJI:ああ、そうそう!Kuni Yazawa さんのパーティでしたね。

ノブキ:そう。たいてい僕らの年代のアーティストがああいった場に顔を出すと、ほとんど自分より年配の先輩方とのご挨拶になるんですが、あの日はたまたまKuniさんの紹介で同世代というか同い年の仲間に出会ったんですよね。

KOJI:そうでしたね~。あの日は本当にうれしかったのを覚えています。そもそも、あの場に二人がいたのが不思議ですね。お互い、色々な人を通してあそこに呼ばれるに至って、そして出会ったんですよね。

ノブキ:そう考えると人との出会いって、すべて大切にしないといけないなって改め感じてしまいますね。

KOJI:本当にその通りだと思います。

KOJI:とはいえ2年以上前に出会っていたものの、実際には年に1、2回会う程度で、メールもたまに交換するくらいだったんですよね。

ノブキ:そうなんですよね。笑    それが不思議なもので、特に頻繁に会って話したりはしていなかったけれど、たまにお互いの状況を確認するためにメールしたくなるような。。。

KOJI:そうそう。

ノブキ:そうこうしてまた1年くらい会っていなくて。。。で、今回久々に会ったら、色々と急速に話が進んで。。。という感じですね。今回の色々なプロジェクトの展開のスピードには目が回りそうですね。笑

KOJI:本当に。笑   久々に会ったら、お互いに自分のスタイルというかビジョンが固まりつつあって、ジャンルは違えど共有できる目標みたいのもあったので、、、とうとう時期が来たな、といった感じでしたね。

ノブキ:出会った時から、いつか一緒に何かやっていける仲間だという感じはしてましたからね。

KOJI:具体的には、ノブキさんが言い出したある壮大なプロジェクトから始まりました。言葉にすると陳腐な表現になってしまいますが、本当に壮大なプロジェクトですからね、、、あれは。

ノブキ:壮大やねー。笑    そのプロジェクトは前からある友人と二人だけで語り合ってきたんです。同じく同世代で役者をやってる友人がいるんですが、いつかやってやろうと話していたんです。それをこうやって共有できる仲間ができた、それが本当に嬉しかったですよ。

KOJI:僕はもともとマジシャンになりたかったというより、魔法使いになりたかったんです。しかもそれは物を出したり消したりするような魔法使いというわけではなくて、世界を笑顔でいっぱいにするような魔法を使いたかった。だからこそ職業としてはマジシャンなのにも関わらず、あえて恥ずかしがらずに魔法使いと言い放ち、マジシャンらしさの全くないスタイルで活動し、何かを模索し続けてきたんです。いや、やるべきことはわかっていたんですが、仲間が見つかるのを待っていたのかもしれません。そして、ついにその時が来たんです。おかげさまで。笑

ノブキ:いやー、そういってもらえると嬉しいけれど、これはやっぱり僕が友人と二人で話していただけでは始まらなくて、あの日あのタイミングでKOJI君と話していなかったら形になっていなかったんです。「そんなプロジェクトがあるんなら、今日から形にしていこうよ!」といって、あの日あの場所でプロジェクトをスタートさせたのはKOJI君だからね。笑

KOJI:確かに。結局、なるべくしてなった。。。という感じなんですかね。2年前出会うべくして出会って、細々と連絡を取り合い、、、今は頻繁に打ち合わせするまでになってますからね。。。

KOJI:ああ、また話が脱線しそうだ。笑   そうそう、あの日プロジェクトを実際に始めようと言った時にもう一人大きな存在がいましたね。まーくんという。

ノブキ:ある意味まーくんがいなければこのプロジェクトは本格的にエンジンがかからなかったかもしれない。それくらい大切ですね。何よりプロジェクトAPのXデーを10年後に定めたのがまーくんですからね。

KOJI:そう。やっと本題まで辿り着きました。笑僕らのプロジェクトは「その素敵なプロジェクト、10年後にやっちゃおう!20年も待ったら世界がどうなってるかわからないし」というまーくんの言葉から始まったんでしたね。

KOJI:そのまーくんには次回お話を伺うとして、カレンダーの話に戻りましょう。「じゃあ、この10年がかりの壮大なプロジェクトのメンバー同士で共有できるタイムスケジュール帳を作ろうよ」と話し始めたんでしたね。

ノブキ:明け方の4時くらいにね。笑
で、色々考えた結果、KOJI君が提案した今回のカレンダーに即決だった。

KOJI:何ページにもわたるスケジュール帳だと1日単位、週単位、月単位でのスケジュールはたてやすいのですが、10年という長いスパンを一目で把握することが難しい。そこで、日々の過ごし方まで皆で共有する必要はないので、とにかく10年後までの時の流れをビジュアルに見えるようにしたかったのです。大きな時間の流れを皆で共有したいなと。で、深く考えることもなく思いついたのが今回のカレンダーです。単純に1日1マス、10年分で3650マス。それを塗りつぶしていこうと思ったのです。

ノブキ:で、その日の朝目黒駅前の吉野家で牛丼を一緒に食べて解散して。。。午前中のうちにKOJI君からカレンダーが送られてきてたんよね。笑

KOJI:思いを形にする魔法使いですから。笑(一緒に見た誕生日占いの本に「10月25日生まれの人は思いを形にする職業に向いている」と書いてあったため)
冗談は抜きにして、僕がやるべき魔法、それが完全にクリアになったんです。あの日は帰ってすぐにカレンダー制作にとりかかって、正直難しい作業でもないので10分くらいで完成しました。自分で言うのもどうかと思いますが、とにかく、衝撃的でした。

ノブキ:いやー、そりゃそうでしょ!10年という時間が、A4用紙1枚に、しかもかなり余裕を持って収まっちゃったんだから。。。本当にショックでしたよ。

KOJI:あの日から僕は価値観が変わりました。単純に毎日がとても大切に思えてくるし、人生がA4用紙7、8枚で終わってしまう程度の短いものなんだという事実を目で見て理解すると。。。当たり前のことですが「あぁ、自分は今生きているんだ!」という実感が湧いてきました。たったこれっぽっちしかない人生、楽しく、濃く生きたいなと思って、逆に日々の細かいストレスが無くなってしまいました。ちっぽけなことを気にしてるのがバカらしくなってしまったんです。

ノブキ:本当に生きているという実感は湧きますね。この10年という3650のマスの中で、毎日ダラダラ過ごすこともできるし、世界を変えるような何かをやり遂げる人もいる。そう考えたら、自分はどうしたいのかが自ずと見えてきちゃいますね。日々自分の本音を隠して、自分自身をごまかしてきた部分が、ごまかしきれなくなる。ある意味で本当の自分自身と向き合うことのできる鏡のようなものかもしれませんね。

KOJI:そう思います。それくらいこのカレンダーは強烈です。時間に追われるという感じではなくて、自分から時間に挑戦していくような姿勢になるのが不思議です。色々な人に見せたら「なんだか、ダラダラしてるのがもったいなくなった!」「むしろ今までは夜寝るのがもったいなくて夜更かししてたけど、今日は徹底的に休んで明日から頑張ろうって割り切って気持ち良く寝れるようになった」「初めて真剣に自分のバンドの将来を考えた。色々な意味で衝撃的な未来を想像してしまったけれど、見て良かった」などなど、他にもたくさんの意見をもらいました。

ノブキ:たった1枚の紙でね。

KOJI:そう、たった1枚の紙で人の心が動き、生き方が変わってしまうかもしれない。僕は世界を笑顔で満たす魔法の一つとして、まずは日本中にこのカレンダーを見たことがない人がいないくらいまでバラまきたいと思ってます。これまでさぼってきた人にも、頑張ってきた人にも、みんなに見て、何かを感じてほしいと思います。必ずプラスのエネルギーが生まれると思っています。日本中の人の元気が1%上がったら、日本は変わると思うんです。真剣に馬鹿なことを考えています。でも、僕は魔法使いとしてそれをやってみたいし、できると信じています。

ノブキ:それは本当に良い考えだと思います。僕らの10年後のプロジェクトも是非楽しみにしていて欲しいけれど、このカレンダーを見て、それぞれの人たちが個人や家族、会社、チームなど日本中で自分たちのプロジェクトを共有できる仲間を見つけてくれたら。。。それはものすごいことだと思います。日本が本当に元気になるのを想像したら嬉しくなってしまいますね。

KOJI:「あれをしろ、これをしろ、あれをしちゃ駄目」というのではなくて、紙っぺら1枚を眺めて自分の中で何かが生まれる。それが大切だと思うし、この魔法の良いところだと思います。

ノブキ:皆さんからの声が楽しみですね。そして僕らも皆さんに負けないように、真剣に取り組んでいかないと!今日も1マス塗りつぶさなきゃいけないし!笑

KOJI:本当にそうですね。今後カレンダーを見てたくさんの感想を送って頂き、色々な方々とweb上で対談していけたら良いなと思っています。

ノブキ:楽しみにしています。

KOJI:今日はありがとうございました。お互い頑張りましょう!

| | コメント (0) | トラックバック (0)